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介護施設の監視カメラ~必要性から用途別の提案まで解説!

介護施設には監視カメラが必要…そう思っても、様々な課題や懸念からなかなか設置まで踏み切れずにいる施設運営者様も多いと思います。
そこで今回は、なぜ介護施設に監視カメラが必要なのか?監視カメラを設置すべき場所はどこか?など、介護施設に監視カメラを設置する目的・用途を踏まえて最適な設置場所から機器のご提案まで、総合的に考えていきたいと思います。

介護施設の監視カメラ事情

現在、これまで以上に介護施設への監視カメラ導入需要が高まっています。
その理由としては、より高いセキュリティを求められるようになった事件の存在や、カメラを導入する目的が多様化していることが挙げられます。それぞれ見ていきましょう。

介護施設で監視カメラの需要が高まっている背景は?

介護施設での問題・事件のイメージ

現在、介護施設で監視カメラ導入の需要が高まっている背景には、「スタッフによる高齢者虐待」や「障害者施設での痛ましい殺傷事件」などが挙げられます。
こうした事件のあと、国や都道府県から施設の防犯対策に対する補助金や助成金制度の交付も行われました。
福祉施設の防犯の必要性に対する意識が、国全体で高まっていることがわかります。

※厚生労働省より交付、年度毎に募集があるかは異なります。

介護施設に監視カメラを設置する目的が多様化している?

介護施設に監視カメラを設置する目的防犯として、最もメジャーなのは「防犯対策」でしょう。しかし近年では、監視カメラの活躍の場は防犯用途以外にも多岐に渡ります。「見守り・効率化」など、カメラの活用に対する様々な要望が増えています。

「防犯対策」として監視カメラを設置する

利用者のご家族をはじめ不特定多数の人が出入りする介護施設では、外部からの不審者の侵入・犯罪抑止のために、防犯目的の監視カメラが必要です。
犯罪への抑止効果だけでなく、万が一犯罪が起こってしまった時の証拠や検証にも使用することができます。

「虐待対策」として監視カメラを設置する

虐待の抑止や虐待の有無の検証としても、監視カメラが役立ちます。
まずは抑止としての目的が第一ですが、「利用者に原因不明の痣がある」「利用者の家族から虐待を受けているという指摘があった」等の虐待の可能性がある場合に、事実確認としても使用できます。

▼合わせてチェック!

介護施設を運営している方が気になることの一つに、「一部介護施設職員による虐待のニュース」があると思います。
虐待に関する対策で大事なのは「見える化」です。介護用カメラを用いた高齢者虐待対策・安心提供については下記記事にまとめてあります。ぜひご覧ください。

介護施設の運営者様へ!介護用カメラを用いた高齢者虐待対策
近年介護施設職員が入居者に虐待をおこなっている件数が、厚生労働省の調査により増加傾向だとわかりました。入居者やご家族からの介護施設に対する不信感が募る危険性があります。そこで今回は、介護用カメラを用いた、虐待対策について詳しくお話します。

「徘徊対策」として監視カメラを設置する

さまざまな徘徊対策のひとつとして、監視カメラを徘徊対策として利用できます。
主な使い方としては、出入口に監視カメラを設置して人の出入りをチェックする流れです。さらに人感センサーと連携することで人の通過を検知できるようにすれば、常時監視せずとも人の出入りを確認することができます。
また、監視カメラから一歩進んだ最新の顔認証システムなら、事前に登録した徘徊の恐れがある方が通過したときだけスタッフに通知することも可能です。

「事故対策」として監視カメラを設置する

介護施設では、転倒などの事故に関しても備えておく必要があります。
監視カメラで事故を防ぐことはできませんが、事故の様子を録画記録しておくことで、転倒が発生してしまった理由の検証・再発防止として使用することができます。

「トラブル対策」として監視カメラを設置する

介護施設では、共同生活の影響や認知症などの症状によって、利用者同士や利用者とスタッフの間で、人間関係のトラブルが起こることも珍しくありません。
そこで、何かトラブルが起こってしまった時の原因追求や対処方法の考案に、監視カメラで録画記録していた映像を役立てることができます。

このように介護施設の監視カメラ設置は、犯罪や事故の抑止として証拠や再発防止のための記録として、幅広く活用されています。
介護施設の安全を守るために、様々な用途で監視カメラは活躍すると言えるでしょう。


介護施設に監視カメラを設置する「場所と目的」

監視カメラは、ただ設置しただけでは効果がありません。これは介護施設でも同様で、用途や目的に合わせて最適な機器を利用して設置を行うことで、効果を高めることができます。
ここでは、どんな場所にどんな用途で設置するのがいいのか、具体的に見ていきましょう。

介護施設に監視カメラを設置するイメージ

【1】玄関・通用口に設置する=出入・入退室管理

広角・高精細な監視カメラがオススメ!

玄関・通用口は、どちらも人の出入りを監視することが設置目的です。
玄関では、来訪者や利用者など人の出入りを広く監視したいと思います。その場合、広角タイプのカメラを選びましょう。通用口では、入退室者の個別監視をおこないます。そのため、人の顔を把握できるレベルの解像度を持った、ある程度高精細な撮影ができる機種がいいでしょう。必要に応じて、入退室管理システムとの連携も有効です。

【2】ホール・共用スペースに設置する=共有の場所の安全管理

広角な監視カメラがオススメ!

玄関ホールや共用スペースに設置する監視カメラは、人の流れや転倒など事故の把握が主な設置目的としてあげられます。全体を確認しなけれならないので、ここでは広角タイプのカメラが適しています。更に360度の超広角タイプなら、監視カメラ一つで室内全体の映像を見ることもできます。

【3】廊下に設置する=徘徊対策

低価格な監視カメラを複数設置するのがオススメ!

廊下に設置する監視カメラは、徘徊防止や行動の把握が主な設置目的となるでしょう。
廊下は細長いので、複数のカメラを死角がないように設置する必要があります。そのため、1台1台のコストを抑えられるといいでしょう。また、録画サーバを導入することで人の流れを時系列に確認することができるようになり、事故などの何か問題が起きた際の検証に役立てることができます。

【4】駐車場に設置する=防犯対策

屋外用の暗視機能が搭載された監視カメラがオススメ!

駐車場は、車上荒らしやいたずらなどに対する防犯対策として監視カメラを設置します。また、利用者が紛れ込んで事故に繋がらないように、安全管理としても活躍します。
屋外への設置で夜間の監視も必要なため、屋外対応の暗視機能を搭載した監視カメラがいいでしょう。

【5】建物周囲に設置する=防犯対策

屋外用の暗視機能が搭載された監視カメラがオススメ!

建物周囲への監視カメラの設置は、不法侵入や投棄・放火などの犯罪を早期発見するための防犯対策として活躍します。
屋外に設置するのと、特に人気のなくなる夜間が注意が必要なため、駐車場同様に屋外対応の暗視機能を搭載した機種がいいでしょう。

【6】居室に設置する=見守り

目立ちにくい監視カメラがオススメ!

居室への監視カメラ設置は、利用者の見守りカメラとして活躍します。
見守りカメラは、緊急時に利用者の状態をすぐに確認し、迅速に対応することに役立ちます。居室では常に見られている感じが強くなってしまうので、目立たない小型のカメラで威圧感を与えないようにするのがいいでしょう。
さらに、見守りカメラと連携できる「見守りナースコールシステム」なら、入居者が呼出した時だけカメラが作動し撮影・記録する、といったプライバシーに配慮した運用も可能です。

防犯・監視だけでなく見守りもできる「カメラ連動ナースコール」
よりきめ細やかな対応が求められる介護、医療の現場の声におこたえしました。 離れた場所から入居者を見守る目でサービス品質の向上につながります。

このように、監視カメラを最適な場所に最適な機種を目的にそって設置することで、最大限の効果を期待できます。


介護施設の監視カメラは、ナースコールシステムのカメラ連動がおすすめ

防犯や徘徊防止・見守りなど、監視カメラを設置する目的や使用用途がたくさんあることがわかりました。
次は、そんな介護施設の監視カメラ運用をもっとスムーズに便利にする「ナースコールシステム」との連携をご紹介します。

ナースコールシステムのカメラ連動の特長

必要な時だけ撮影・録画できる

ナースコールシステムのカメラ連動なら、「呼び出しがあった場合のみ撮影・録画を行う」といったカメラシステムを構築できます。
常時撮影に比べてプライバシーに配慮できるメリットや緊急事態をすぐに把握できるというメリット、録画容量を無駄に圧迫しないというメリットがあります。

「防犯対応力」アップ

防犯対策に活躍するナースコールシステムのカメラ連動

センサーやドアホンとの連動で、反応があったとき、スタッフを呼び出すと同時にカメラ映像を管理PCモニターへポップアップ表示します。
何かあった時に音と映像で確認できるので、対応を迅速に行えるようになります。

「見守りカメラ」の実現

見守りに活躍するナースコールシステムのカメラ連動

居室見守り用途の監視カメラを設置すれば、呼び出しがあった時のみスタッフにナースコールが入ると同時にスタッフルームの管理PCにカメラ映像をポップアップ表示させることができます。
呼出しがあった時だけの反応なので、プライバシーに配慮しながら見守り・現場の見える化による効率的な対応を実現します。

まとめ

最適な監視カメラの導入で、安心できる介護施設づくりを

監視カメラは、今や介護施設の安全と運営のために、無くてはならない物となりました。ご説明の通り、監視カメラの効果をしっかり得るためには、設置場所・設置目的に合わせた機種選択や取り付けが必要です。
弊社では、施設に合わせた監視カメラシステムのご提案が可能です。また、先程申し上げたようにナースコールシステムのカメラ連動としてオール・イン・ワンの施設設備「Yuiコール」のご提案も可能です。
弊社にお任せいただければ、設置場所や目的、予算にあわせて柔軟に機器を選択し最適な見守りシステムを構築致します。よろしければ、まずはお気軽にご相談ください。

防犯・監視だけでなく見守りもできる「カメラ連動ナースコール」
よりきめ細やかな対応が求められる介護、医療の現場の声におこたえしました。 離れた場所から入居者を見守る目でサービス品質の向上につながります。