胃瘻(いろう)とは
スペル:gastrostomy 読み:いろう
胃瘻とは、胃から直接栄養を摂取するためのチューブを通す穴、またはその措置自体を意味します。
飲み込む力が弱っている要介護度の高い高齢者では、口から食事を取るとむせたり誤嚥性肺炎を引き起こしたりする危険性があります。そういった利用者に対しては、腹壁を切開して胃内に管を通し、食物や水分や医薬品を直接流入させ投与する胃瘻措置が取られます。
終末期を迎えた高齢者(認知症・老衰など)の延命措置としての胃瘻については、多数の議論があります。
生命維持のために有効な手段ではありますが、高齢者の尊厳・QOL向上を第一に考えて慎重に検討し、その上で行うことが大切です。