ハブ(HUB)/スイッチングハブとは│ネットワーク関連用語集

ハブ(スイッチングハブ)とは(●スペル:HUB / switching hub)


ハブとはどんな装置?どんな種類がある?

ハブ(HUB)とは、LANでスター接続(端末を放射状に配線する)の際に、その中心に配置する集線装置のこと。
中心という意味からHUB(車輪の中心)と呼ばれるようになりました。RJ-45の差込ジャックを複数持つ機器で、各パソコンのLANポートを一般的には10BASE-Tや100BASE-TXで使用するケーブルで接続します。
形態によってリピーターハブとスイッチングハブの2種類がありますが、現在はスイッチングハブが主流です。
リピーターハブとは、送られてきたデータをすべての端末に対してリピート転送し調整は各端末に任されます。一方スイッチングハブはデータ転送の際、データを解析して宛先のポートのみにデータを転送し、複数のポートのブリッジとして機能します。

リピーターハブとスイッチングハブの違いについて

リピーターハブの場合、受信したデータを全て送信するだけなので、接続された機器は必要なデータ以外も受信しなければならず、パフォーマンスやセキュリティの低下といった問題がありました。
一方スイッチングハブの場合、ハブが転送先のアドレスを確認し、適切なポート(送り先の端末)にのみデータを送信することが可能です。そのため、ネットワーク全体の負荷が軽減され、パフォーマンスやセキュリティの向上といった事が期待できます。
リピーターハブの動作とスイッチングハブの動作の比較イメージ 複数のパソコンをLANで接続する際はハブを使用します。しかし一般的なリピータハブの場合は、送る必要のあるポート以外の全てのポートにもデータを送ってしまいます。これが重なると、必要以上のデータが送られてしまいネットワーク上にデータの混雑を引き起こしてしまいます。その結果、通信速度を低下させる原因となってしまうのです。
一方スイッチングハブは、送られてきたデータの目的地がどこかを自動的に認識し、データを送る必要のあるポートのみに送ることが可能なため、無駄なデータを発生させずに円滑なネットワークを構築することができます。 従来のハブとスイッチングハブのPC接続イメージ 従来のハブでは1つのポートから入ったパケットは全てのポートに通信されるので、複数のポート間の同時通信ができません。しかし、スイッチングハブならデータの行き先を確認し転送に必要なポートのみを直接結ぶので、同時通信が可能になります。

スイッチングハブでは、各ポートに接続されている端末のMACアドレスを記憶することでポート間の振り分けを行っています。
関連用語としては、LANを利用した給電に対応するPoE機能(PoEハブ)が上げられます。PoEハブはネットワークカメラなどPoE対応機器を使用する際に活躍します。スイッチングPoEハブなら、データの送り先を自動で検出・送りたい端末にだけ接続をしてくれる機能により、複数台のネットワークカメラの操作もラクラクです。

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