固定IPとは│ネットワーク関連用語集

固定IP(●読み:こていあいぴー ●スペル:static IP)


固定IPとは、いつも同じ番号が割り当てられるIPアドレスのこと。
通常ADSLや光回線サービスなどのIPアドレスは、割り当てが変化するのでIPアドレスも変化します。この「動的IPアドレス」のままだと、IPアドレスがあるタイミングで変わってしまうため、新しいIPを知らせてくれるまでサーバーにアクセスできません。
そもそもIPアドレスとは、インターネットに接続するために必要なものです。プロバイダと契約し、発行されるIDとパスワードで接続する事でIPアドレスが振り出され、インターネットに接続する事が可能になります。IPアドレスは、インターネット上にある住所のようなもので、世界に二つとして同じものはありません。IPアドレスは大きく二つに分けられ、それが「動的IPアドレス」と「固定IPアドレス」です。前述したように、動的IPアドレスの場合は、プロバイダと接続する度にIPアドレスが変化してしまいます。一方、固定IPアドレスは何度接続してもプロバイダから同じIPアドレスが発行されます。このように固定IPアドレスは世界に1つだけの特定の住所が持てることになり、動的IPアドレスだけではできなかった様々なメリットを得ることが可能です。

例えばネットワークカメラでスマホやPCでモニタリングする場合、特定のIPアドレスを端末に打ち込み閲覧しますが、動的IPのままではアドレスが変わってしまう可能性があるため、カメラの映像が映らないといった問題が生じる可能性があります。そこで固定IPアドレスを取得することで、特定のネットワークカメラ、サーバーやネットワークにアクセス出来るなど様々な可能性が広がります。 固定IPを取得すれば、一度IPアドレスを知っていればいつでもアクセスすることができます。
固定IPの取得には、各種プロバイダより各種固定IPアドレス割当てサービスのお申し込みが必要となります。

動的IPと固定IPの違いとは イメージ

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