マイクロセル方式とは│ネットワーク関連用語集

マイクロセル方式(●スペル:microcell)


マイクロセル方式は、マイクロセルを多数配置する基地局設置の仕方のことを示します。
マイクロセルとは、小出力基地局のことで、一台の基地局がカバーすることができる範囲は狭いです。
マイクロセル方式では、常に最適な通信チャンネルを割り当てる方法を採用しているため、通信の混雑が生じにくい利点を持ちます。しかし一方で、移動時にエリア切替が頻繁に生じるため、音声の途切れ・回線切断が生じやすいという欠点を持っています。

─ Point

たとえば通常の携帯電話ではセルのカバー範囲は半径数kmに及びますが、もともとコードレス電話を発展させたシステムであるPHSの場合、利用する電波の出力が小さいため、一つの基地局で数十mから数百mという狭い範囲をカバーします。
そのため携帯電話よりも電波を効率よく利用することができますが、頻繁にハンドオーバー(基地局の切り替え)が起きるため、通話品質が下がることもあります。



※特に記載がない価格表示については、事業者向けに税抜価格で表示しております。

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