シンクライアント(●スペル:Thin client)
シンクライアント(Thin client)とは、入力と表示に特化したクライアント端末と専用サーバが対になったシステムの総称。
クライアント端末自体のことをさす場合もあります。
シンクライアントでは、ユーザーが使うクライアント端末にはファイルやソフトウエアを端末内に保存するハードディスク装置もなく、必要最小限の機能・性能しか持ちません。
ソフトの利用やデータの保存にはネットワークに接続してサーバー側に用意されたディスクスペースやソフトウェアを利用します。
シンクライアント登場の背景としては、企業にパソコンが1人1台配備されるようになり、それぞれの端末でのアプリケーションソフトのインストールやバージョンアップ、ハードウェアのメンテナンスなどの管理が困難になってきました。
そこでソフトウェアやデータの管理、ハードウェアのメンテナンスを一元管理する方法としてシンクライアントは注目されています。
最近では学校にも1人1台パソコンを配備しようとする動きがありますが、ここでもコスト的にも管理的にもシンクライアントは適しています。
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