無線LAN(●読み:ムセンラン)
無線通信でデータの送受信をするLANのこと。無線の親機、子機間でデーターを転送します。 レイアウト変更が多いオフィスではLANケーブルの引き直しの度に多くの時間と費用が費やされます。しかし無線LANではケーブルがないので親機からの電波が届く範囲なら、どこにでも簡単に移動することができます。
無線LANには、さまざまな方式があり、IEEE 802.11シリーズが普及している。パソコンやPDA等において、一般的に利用されています。
無線LANの機能
- SSID (Service Set ID)・ESSID (Extended SSID)
無線LAN接続のグループ分けを行うID。認証にも使用される。最大32文字までの英数字が設定できる。通常はアクセスポイントとクライアントの設定を合致させないと接続できない。合致させなくとも接続できるような設定も可能だが、フリースポット等の公衆無料接続サービスを提供する場合以外では、セキュリティ面から推奨されない。 - WEP (Wired Equivalent Privacy)
無線LAN初期の暗号化規格。共有鍵暗号方式である RC4 が用いられているが、暗号化方式としては脆弱性が指摘され、AirSnortなどのクラッキングソフトが出回っている。 - WPA (Wi-Fi Protected Access)
無線LANの暗号化規格の1つ。前述の WEP の脆弱性を改良するため、IEEE 802.11i の策定に先立ち、 Wi-Fi Alliance によって制定された。WEP での RC4方式に改良が加えられた TKIP (Temporal Key Integrity Protocol)と呼ばれる暗号化方式が採用されている。 - WPA2 (Wi-Fi Protected Access 2)
WPAのセキュリティ強化改良版。IEEE 802.11i の策定に伴い、それを取り込む形で制定された。アメリカ標準技術局(NIST)が定めた AES 暗号化方式が採用されている。通常のパーソナルモード(PSKモード)のに加え、エンタープライズモード(EAPモード)としてRADIUS認証サーバを使った認証方式 (IEEE 802.1x) がオプションとして付け加えられた。 - WPS (Wi-Fi Protected Setup)
WPAを初心者にも簡単に設定できるようにする規格
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