ネットワークカメラのためのネットワーク構築

新しくネットワークを構築するか?配線は市販のLANケーブルでいいのか?
ネットワークカメラ設置にまつわる、あるあるなお悩みを解決!

【1】ネットワークカメラを使用するには専用のネットワークが必要?

1~2台規模のネットワークカメラなら、既存のネットワーク環境でもさほど問題がないでしょう。しかし、5~10台以上になると、そのままではネットワークへの負荷が大きくなり、業務に支障をきたす可能性もあります。

台数が少ない等それほど負荷がかからない場合は既存ネットワークに追加OK。台数が多いとネットワークに負荷がかかり、業務関連の動作にも影響が出てしまう。
台数が少ない等それほど負荷がかからない場合は既存ネットワークに追加OK。台数が多いとネットワークに負荷がかかり、業務関連の動作にも影響が出てしまう。

そんな時には、まずカメラの画質や記録頻度調整や帯域制限を行いますが、それでも高負荷の場合、ネットワークカメラ用に別途ネットワークを構築する必要があります。

ネットワークカメラの画質変更、記録頻度調整、帯域制限、別途ネットワーク構築など
ネットワークカメラの画質変更、記録頻度調整、帯域制限、別途ネットワーク構築など

既存ネットワークと、カメラ用のネットワークを切り離すことで、いずれのパフォーマンスも確保することができます。

【2】ネットワークカメラに適した回線は?光回線にしないと駄目?

ネットワークカメラの外部操作や閲覧、遠隔録画をする場合、ISDN回線やADSL回線では難しいでしょう。基本的に光回線接続が必要です。通信速度が速く大きいデータのやり取りが可能な光回線なら、画像の遅延や途切れが起こりにくくなります。

ADSL回線なら(下り:50.5Mbps / 上り:12.5Mbps)で、光回線(下り:100Mbps / 上り:100Mbps)の速度で通信可能です。
ADSL回線なら(下り:50.5Mbps / 上り:12.5Mbps)で、光回線(下り:100Mbps / 上り:100Mbps)の速度で通信可能です。

なお、ローカルエリア内のネットワークなら、たとえばWiFi無線に対応したネットワークカメラもあります。

【3】ネットワークカメラ用の配線はなんでも構わない?

ネットワークカメラの配線には、最低でもカテゴリ5e以上のLANケーブルを使用しましょう。最近のネットワークカメラは高画質なタイプが多くなっているため、カテゴリ5e以下のケーブルですと通信速度が遅くなったりカメラの接続に支障をきたす危険性もあります。

ネットワークカメラの配線のカテゴリと速度

また、設置の状況によって長距離配線になるケースでは、コンバーターを利用して同軸ケーブルを使用するなどの対処が必要な場合もあります。

※特に記載がない価格表示については、事業者向けに税抜価格で表示しております。

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