

UTMの必要性について!なぜUTMが必要なの?


UTMとセキュリティソフト両方の導入が必要な理由…それは、2つのセキュリティ対策が活躍する場が違うからです。UTMとセキュリティソフト、両方導入する「二重化」のセキュリティ対策が推奨されます。
UTMとセキュリティソフトの役割はどう違うの?
UTMは、インターネットとLANの間の脅威対策、つまりネットワークの出入口を監視して脅威をネットワーク内に
侵入させないという役割があります。
一般的に使用されているセキュリティソフトは、パソコンに侵入したウィルスを駆逐することはできますが、
ウイルスの侵入自体を防ぐことはできません。
UTMとセキュリティソフトの役割の違いを、集合住宅で例えると…
UTMとセキュリティソフトの役割の違いを、わかりやすく集合住宅で例えてみます。この場合、集合住宅の建物=ネットワーク全体、各部屋=PCとして考えてください。
不審者や犯罪者=ウイルスなどの脅威、となります。
建物の出入口のセキュリティ対策(オートロックや警備員)は、ネットワークの出入口のUTMと同様の役割です。脅威をネットワークの内部に侵入させないことが目的です。
各部屋についているセキュリティ対策(警備装置)は、各PCにインストールするセキュリティソフトと同様の役割です。入口からではない脅威(PCの場合はUSBから、例の場合はベランダから)の侵入を防ぎます。
出入口と各部屋へのWセキュリティ対策で安心!
出入口にセキュリティがあれば、入口からの侵入を全てシャットアウトするので、ネットワーク内部に脅威が侵入するのを防ぐことができます。出入口を経由しない脅威の侵入(USB等)もあり得ますが、各部屋にもセキュリティ対策をしておくことで、万が一侵入されても被害を防ぐことができます。
出入口のセキュリティと内部のセキュリティの二重化対策により、ネットワーク全体のセキュリティを強固にできます。
出入口対策、各部屋対策の役割分担で快適!
また、ファイアウォール・セキュリティ対策などのすべての対策をソフトウェアで行うと、PCに負荷がかかります。UTMとソフトウェアの併用なら、ハードウェアとソフトウェアでそれぞれに対策の役割を分担できます。二重化対策なら、PCにかかる負荷を軽減しながら、セキュリティを向上させることができます。
PC以外のネットワーク機器もセキュリティ対策が可能
そのため、NAS (サーバー)・IPFAX・ネットワークカメラなどの、PC以外の様々なネットワーク機器もセキュリティ対策が可能です。
こうした機器はセキュリティソフトをダウンロードすることができないことも多いので、UTMによってネットワーク脅威から保護することができます。
小規模企業こそ、UTMが活躍します
「うちは小さい会社だし、UTMはいらないでしょ…」そう思われがちかもしれませんが、むしろ逆です。
小規模企業にはセキュリティの専任者がいないケースが多く、通常業務の傍ら必要なセキュリティ対策を情報収集・実施するのは至難の業とも言えます。だからこそ、機器を導入するだけでOKなUTMがおすすめです。
「UTMの機器を導入してセキュリティ対策を行う」という、わかりやすくシンプルな対応が小規模な企業にも最適でしょう。
UTMとセキュリティソフトまとめ

UTMとセキュリティソフトの、二重セキュリティ対策をおすすめします!
UTMはネットワークの監視、ウイルス対策ソフトはPCなどの端末保護と、それぞれの役割が異なります。
UTMでは端末内のウイルス駆除は行えませんので、USB経由などネットワークを介さない脅威感染には対応していません。
セキュリティを万全にしたい企業の対策では、UTMとウイルス対策ソフトを併用するのが最も望ましいと言えるでしょう。
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