前機種RTX1200の基本性能が格段にUP!RTX1210
- ネットワーク構築から運用管理まで、使いやすさを追求した新Web GUI搭載
- 多様なネットワークに対応
- ファンレスおよび動作環境温度45℃対応
- 地球温暖化対策(グリーンIT)に対応した、省エネ性能・機能を強化
- YNOエージェント機能対応
YAMAHA ルーター RTX 1210特徴
端末管理(LANマップ)機能搭載
ヤマハ製スイッチ・ヤマハ製無線LANアクセスポイントを接続すれば、端末部分まで含めたLANのネットワーク構成や各機器の情報を、新Web GUI上で確認できるようになります。
LAN内のネットワーク構築をより分かり易く表示することで、ネットワーク管理者の管理・運用の負担を軽減します。
またヤマハ製スイッチの各ポートの個別設定や、『RTX 1210』とヤマハ製スイッチ双方を含むVLAN設定も一括で行うことができます。
LANマップ機能で実現すること
【1】トポロジ検出
YAMAHAのネットワーク機器、PC、スマホ、プリンタなどの機器を検出しネットワークの一覧図を生成。完成図書など記録として残している図面と現状の配線で相違が生じないので、構成管理工数を大幅に削減し、社内ネットワークを正確に把握することができます。
【2】ループ検出
インターネットやネットワーク接続でのトラブル、その第一位に上げられるのがLANループです。
装置の故障やLANケーブル抜けなどの原因以上におこりやすいLAN・ループは、発見や確認がしづらいのが特徴です。LANケーブルを一本一本外して、ループしているポートを探索するのではとても手間がかかってしまいます。ループ検出機能なら、ループの可能性のあるポートを表示。ループ箇所の特定時間を大幅に短縮できるので、障害発生時も安心です。
【3】スナップショット
コマンドを駆使して、ループ検出以外の障害原因を特定できます。ケーブルを外した場合の保存機器の消失を検知したり、意図しないユーザー操作を検知したり、未登録端末を検知したり、的確なトラブル対応が可能です。ネットワークにかける無駄な時間を軽減することができるので、管理業務の削減と、運用的にもコスト的にも安心なネットワークを構築することが可能です。
8ポートスイッチングハブを内蔵
ポート単位でLANを分割したり、リンクアグリゲーション機能を使って冗長構成を組んだりできます。
そのため、多様なLAN環境に柔軟に対応できます。
ネットボランチDNSサービス
ヤマハが提供する無料のダイナミックDNSサービス「ネットボランチDNSサービス」に対応します。
不定IPアドレス間でのVPN接続や、リモートアクセスなどに利用できます。VPNを構築することで、「拠点間のLAN同士」 や 「拠点と外出先」 のようなネットワークを、第三者が侵入できない安全なネットワークにできます。通常、VPNを構築するには、接続相手を特定するために、接続する2拠点のうち、どちらか片方が固定グローバルIPアドレスを持つ必要があります。
RTX1210に搭載されているネットボランチDNSサービスを利用すれば、固定グローバルIPアドレスを持たなくても、本社のルーター(図:■)をネットボランチDNSサービスに登録して、取得したホストアドレスを活用することで、外出先(図:★)および別拠点(図:●)との接続が可能になります。
外観・姿図
ルーターの製品情報
認証番号 | CD14-0216001/M14-0011 |
LANポート | 3ポート(10BASE‐T/100BASE‐TX/1000BASE‐T、ストレート/クロス自動判別)※LAN1ポートは8ポートL2スイッチ |
WANポート | 任意のLANポートを利用可能 |
ISDN Uポート | – |
ISDN S/Tポート | 1ポート(終端抵抗ON/OFF可能) |
PRIポート | – |
LINEポート | – |
TELポート | – |
microSDスロット | 1スロット(SDHC対応) |
USBポート | 1ポート(USB 2.0 Type‐A、給電電流:最大500mA、USBメモリ/USBデータ通信端末に対応) (※2) |
コンソールポート(設定用) | 1ポート(RJ-45、9,600/19,200/38,400/57,600/115,200bit/s) (※3) |
拡張スロット | – |
Flash ROM | 32MB(ファームウェア:2組、コンフィグ:5組/履歴機能あり) |
RAM | 256MB |
内蔵L2スイッチ機能 | ポート分離,LAN分割(ポートベースVLAN),ポートミラーリング,リンクアグリゲーション |
閉域網サービス用機能 | タグVLAN,IPv6マルチキャスト(MLDv1、MLDv2、MLDプロキシ) |
タグVLAN(IEEE 802.1Q) | LANごとに32ID,PPPoE over タグVLAN |
PPPoEセッション数 | 40 |
対応回線およびサービス網 (※1) | FTTH(光ファイバー),ADSL,CATV,ISDN(BRI),高速デジタル専用線(64kbit/s、128kbit/s),ATM回線,IP‐VPN網,広域イーサネット網,携帯電話網,フレッツ・サービス,IPv6 PPPoE/IPoE(フレッツ光ネクスト回線),データコネクト(フレッツ光ネクスト回線) |
IPv6接続形式 | ネイティブ,トンネル,デュアルスタック,RAプロキシ,DHCPv6-PD,IPv6 PPPoE |
WANプロトコル | PPP,PPPoE,MP (i) |
ルーティング対象プロトコル | IP,IPv6 |
IPルーティングプロトコル | RIP,RIP2,OSPF,BGP4(EBGP、IBGP) |
IPv6ルーティングプロトコル | RIPng,OSPFv3 |
経路エントリー数 | 最大10,000 (※4) |
OSPFネイバー数とその経路 | 30ネイバーの時:経路数8,000 (※4) |
BGP4経路数 | 最大10,000 (※4) |
データ圧縮 | IPComp,CCP(Stac LZS),VJC |
スループット | 最大2.0Gbit/s (※5) |
IPsecスループット | 最大1.5Gbit/s (※6) |
L2TPv3スループット | 未計測 |
L2TPv3/IPsecスループット | 未計測 |
VPN対地数(PPTP) | 4 |
VPN対地数(IPsec) | 100 (※7) |
VPN対地数(L2TPv3) | 9 |
VPN対地数(最大設定可能数) | 100 (※8) |
VPN機能 | IPsec(VPN機能:NATトラバーサル、XAUTH)+AES128/256、3DES、DES(暗号機能:ハードウェア処理)+IKE/IKEv2(メインモード、アグレッシブモード),PPTP(VPN機能)+RC4(暗号機能) (※12) ,L2TP/IPsec,L2TPv3,L2TPv3/IPsec,IPIPトンネル |
アドレス変換機能(NATディスクリプター機能) | NAT,IPマスカレード,静的NAT,静的IPマスカレード,DMZホスト機能,PPTPパススルー(複数セッション) (※9) ,IPsecパススルー(1セッション),FTP対応,traceroute対応,ping対応,SIP‐NAT対応 (※10) ,IPマスカレード変換セッション数制限機能 |
NATセッション数 | 65,534 |
QoS機能(制御方式) | 優先制御,帯域制御(Dynamic Traffic Control),CBQ (i) ,WFQ (i) ,Dynamic Class Control,VPN QoS (※11) ,帯域検出機能,負荷通知機能 |
QoS機能(分類方式) | IPアドレス,プロトコル,ポート番号,ToSフィールド |
QoS機能(網側QoS機能との連携) | ToS→CoS変換 |
認証機能 | RADIUS,PAP/CHAP,MS-CHAP/MS-CHAPv2,ISDN識別着信 (i) |
セキュリティー機能 | URLフィルタリング機能(内部データベース参照型),DHCP端末認証機能 ,Winnyフィルター(Winny Version2対応),Shareフィルター(Shareバージョン1.0 EX2対応),MACアドレスフィルタリング |
ファイアウォール機能(IPv4/IPv6静的フィルタリング) | IPアドレス,ポート,プロトコル(Established、TCPフラグ有り),ソース/デスティネーション,LAN側/WAN側のIN/OUTに適用 |
ファイアウォール機能(IPv4/IPv6動的フィルタリング) | 基本アプリケーション(TCP、UDP),応用アプリケーション(FTP、TFTP、DNS、WWW、SMTP、POP3、TELNET),自由定義,LAN側/WAN側のIN/OUTに適用 |
動的フィルター・セッション数 | 65,534 |
ファイアウォール機能(IDS:IPv4不正アクセス検知) | LAN側/WAN側のIN/OUTに適用,IPヘッダー,IPオプションヘッダー,ICMP・UDP・TCP・FTPなどのカテゴリで41種の不正アクセスを検出可能,不正アクセス検知メール通知機能 |
バックアップ機能 | VRRP,フローティングスタティック,ネットワーク/PP/LAN/Tunnel等バックアップ機能によりVPN/イーサネット/ISDN (i) にバックアップ,バックアップメール通知 |
IP keepalive対地数 | 100 (※13) |
管理プロトコル | SNMP(v1,v2c,v3) |
統計・管理機能 | ダッシュボード機能(システム情報、リソース情報、インターフェース情報、トラフィック情報、プロバイダ接続状態、VPN接続状態、NATセッション数、ファストパスフロー数、動的フィルターセッション数、不正アクセス検知履歴、SYSLOG) |
LAN管理 | L2MSコントローラー(SWX2300シリーズ、SWX2200シリーズ、SWX2100シリーズ、WLX302、WLX202対応) (※14) ,VLAN一括設定,スナップショット機能,LANケーブル二重化,LANマップ,一覧マップ |
プログラム管理 | コンフィグ多重(履歴機能),DOWNLOADボタン・Web GUI・TFTP/SFTP・外部メモリ(microSD、USBメモリ)からのリビジョンアップ,外部メモリ(microSD、USBメモリ)に保存されたファームウェア・コンフィグの優先起動 |
ロギング機能 | メモリに蓄積,SYSLOGでの出力,外部メモリ(microSD、USBメモリ)への出力(暗号機能あり),電源スイッチ切断時のログ保存(パワーオフログ保存機能),リブートログ保存機能 |
ログ記憶容量 | 最大10,000行 |
設定手段 | コンソール,TELNETサーバー(多重),TELNETクライアント,SSHサーバー(多重),SSHクライアント,Web GUI(カスタムGUI対応),外部メモリ(microSD、USBメモリ)経由での設定,TFTP/SFTPによるダウンロード/アップロード,ISDN回線経由のリモートセットアップ (i) (※15) ,データコネクト経由のリモートセットアップ |
GUIの推奨ブラウザー | ・Windows:Internet Explorer 11,Google Chrome 48.0 以上,Mozilla FireFox 44.0 以上・MAC:Safari 7.0 以上・iOS:Safari 7.0 以上 |
その他機能 | DHCPサーバー,DHCPクライアント,DHCPリレーエージェント,DNSリカーシブサーバー,DNSサーバー選択機能,CIDR,PROXY ARP,SNTPサーバー,NTPクライアント,LANセカンダリアドレス設定,BOD(MP、BACP) (i) ,フィルター型ルーティング,LOOPBACK/NULLインターフェース,リモートアクセスサーバー (i) ,パケット転送フィルター,マルチホーミング,スケジューリング機能,コールバック(無課金独自方式、Windows標準方式) (i) (※15) ,生存通知機能,ネットボランチDNSサービス対応 (※16) ,UPnP対応,Wake on LAN対応 |
拡張機能 | Luaスクリプト |
SIP同時接続数 | 8(データコネクト) |
電話機能 | ‐ |
状態表示ランプ | 前面:28(POWER、ALARM、STATUS、LAN[LINK×10、SPEED×10]、ISDN[L1/B1、B2]、microSD、USB、DOWNLOAD),背面:0(‐) |
動作環境条件 | 周囲温度0〜45℃,周囲湿度15〜80%(結露しないこと) |
電源 | AC100~240V(50/60Hz),電源内蔵,電源インレット(3極コネクター,C13タイプ),電源スイッチ |
最大消費電力(皮相電力)、最大消費電流、発熱量 | 14.5W(28VA),0.28A,52.2kJ/h |
省エネ機能 | EEE(Energy Efficient Ethernet),未使用LANポートのシャットダウン,microSDスロット/USBポート停止 |
筐体内温度測定 | 温度計内蔵(コマンドで確認,SNMPによる取得,閾値設定によるSNMPトラップ,ALARM LEDによる警告) |
筐体 | 金属筐体,ファンレス,セキュリティースロット(ケンジントンロック用) |
電波障害規格、環境負荷物質管理 | VCCIクラスA,RoHS対応 |
外形寸法 | 220(W)×42(H)×239(D)mm(ケーブル、端子類は含まず) |
質量(付属品含まず) | 1.5kg |
付属品 | 電源コード,電源コード抜け防止金具,冊子(はじめにお読みください、保証書) ,ゴム足 ,CD‐ROM(1枚:[PDF]取扱説明書・コマンドリファレンス・設定例集、[ソフトウェア]RT‐FileGuard,MD5SUM) (※17) |
デフォルトIPアドレス | 192.168.100.1 |
仕様対象ファームウェア | Rev.14.01.14 (※18) |
(i)ISDN環境でお使いいただく場合にご利用いただけます。
(※1)ADSL、CATV、FTTH(光ファイバー)等の回線との接続には、別途ADSLモデム、ケーブルモデムまたはメディアコンバーターが必要です。ATM回線との接続には、ATM-TAが別途必要です。また、複数のパソコンでの使用を認めていないプロバイダもありますので、契約内容をご確認ください。
(※2)全てのUSBメモリの動作を保証するものではありません。USBハブは利用できません。最新の対応USBデータ通信端末は技術情報(RTpro)サイトにて公開します。
(※3)別売りのRJ-45コンソールケーブル「YRC-RJ45C」をご使用ください。
(※4)弊社で実施した測定結果に基づく数値です。
(※5)スループット値は、RFC2544に準じた測定値(NATなし、フィルターなし、双方向)です。
(※6)AES+SHA1利用時のSmartBitsによる、出荷バージョンでの測定値(双方向)です。
(※7)L2TP/IPsecの対地数もIPsecの対地数に含みます。
(※8)IPsec,PPTP,L2TP/IPsec,L2TPv3のVPN設定を併用する場合はその合計数になります。
(※9)PPTPクライアントの場合、複数セッションに対応。PPTPサーバーは1セッションです。
(※10)IP電話サービスを併用することができます。配下にヤマハVoIPゲートウェイNVR700W・NVR510・NVR500・RT58i・RT57i・RTV700(いずれか1台あるいはカスケード1構成のみ)を設置することができます。なお、WAN側に固定のグローバルIPアドレス(LAN側にはプライベートIPアドレスを利用)が必要です。
(※11)IPsecトンネル内でQoSを適用する機能です。
(※12)本製品は、RSA Security Inc.のRSA(R)BSAFE(TM)ソフトウェアを搭載しております。RC4およびBSAFEはRSA Security Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
(※13)VPNやネットワークバックアップ機能などを併用せず、IP keepalive機能を監視に利用する場合の対地数です。
(※14)L2MS(Layer2 Management Service)は、ヤマハネットワーク機器をレイヤー2レベルで管理する機能です。
(※15)対向側にヤマハルーターとISDN回線が必要です。
(※16)「10.×.×.×」「172.16.×.×~172.31.×.×」「192.168.×.×」のようなプライベートアドレスを使用しているインターネット環境(CATV等)では、ネットボランチDNSサービスは使用できません。
(※17)RT-FileGuardはConfigやSYSLOGなどのファイルをPC上で暗号化/復号化するためのユーティリティソフトです。
(※18)最新プログラムは、技術情報(RTpro)サイト上に公開しております。
※特に記載がない価格表示については、事業者向けに税抜価格で表示しております。