DoS攻撃│UTM用語

DoS攻撃

●読み:ドスこうげき ●スペル:Denial of Service attack

DoS攻撃とは、ウェブサイトなどのネット上のサービスに対して妨害を行うサイバー攻撃の一つです。
DoS攻撃を受けると、ネットワークの遅延・サイトのアクセス妨害などが行われます。ネット上での業務が制限され、経済的な損失にも繋がる危険性があります。

ネットショップや企業サイトなど、何かしらのホームページを閲覧した時になかなか表示されないケースがあります。このような場合、そのサイトで利用されているサーバーにアクセスが集中したりして、負荷がかかっている可能性があります。サーバーの許容量を超えた大量アクセスにより、サーバーがパンクしてしまっているのです。
このような現象は、例えば話題になっていたり、注目されているコンテンツなどの場合は悪意がなくとも起こりえます。一方で、これと同様の現象を悪意を持って行う場合もあります。それが「DoS攻撃」と呼ばれるものです。

DoS攻撃のイメージ

DoS攻撃の目的は、対象のネットワークの遅延・サイトのアクセス妨害によって、正常な運用・業務を防ぐことです。他の脅威のような、情報抜き取り・直接的な金銭要求などではなく、ネット上での業務停止が目的なのです。その多くは、いやがらせや愉快犯などです。

UTMとDoS攻撃の関係性

DoS攻撃は、UTMの導入によって対策が可能です。UTMは、DoS対策機能が搭載されており、ネットワークに接続されているIPアドレスやトラフィックを監視・切断できます。
また、最近ではDos攻撃が進化した「DDoS攻撃」が登場しています。DoS攻撃は一つのコンピュータからの攻撃ですが、DDoSは複数のコンピュータからの攻撃で、より複雑で凶悪なサイバー攻撃です。しかしこちらも同様に、UTMで対策が可能です。攻撃を受けた際は、UTMに搭載された「ファイアウォール」「IDS/IPS」など複数のセキュリティ機能によって、DDoSの脅威から企業を守ります。

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