ALS(筋萎縮性側索硬化症)
スペル:ALS(筋萎縮性側索硬化症) 読み:えーえるえす(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)
ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、難病指定されている「手足・のど・舌の筋肉や、呼吸に必要な筋肉がだんだん痩せて力がなくなっていく」病の名称です。
筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし運動させる「運動ニューロン」と呼ばれる神経に障害が現れます。その結果、脳からの動作指令が伝わらなくなり、力が弱くなり、筋肉がやせていきます。随意運動という「自分の意志で動かす」運動のみ阻害されるため、知覚神経である「体の感覚」や自律神経である「消化機能」などの働きは、問題なく保たれることが普通です。
─ Point
ALSは年齢問わず羅患することがありますが、中年以降で最もかかりやすい年齢層は60~70歳台となっています。
高齢者が主要な患者のため、介護施設においてもホームページ等にALSの受け入れができるかどうかの表記が見られます。しかしALSは医療処置が必要となる可能性が高いため、医療機関との連携が強化されている施設でなければ、対応が難しいと考えられます。