介護休業とは
英名:Care leave 読み:かいごきゅうぎょう
介護休業とは、育児・介護休業法2条2項で認められている公的な制度です。要介護の人がいる家庭で、家族が会社を一定期間休むことができます。現在、家族1人につき最長93日間の取得が可能です。近年、介護を理由とした離職が多くなっています。介護休業は全ての企業に導入が義務付けられていますが、制度利用者は2012年時点で7万6千人であり、これは、介護をしながら働いている人の3%にしか満たなく、残念ながらまだ日本では十分に浸透していません。
介護休業の際、一定の条件を満たしていれば一定の給付を受けることができます。これを介護休業給付と呼びます。介護休業給付は、一定の条件を満たした職場復帰を前提として家族を介護するために介護休業を取得した方に支給される給付金です。介護休業給付金の支給額には上限がありますが、金額としては『休業開始時賃金日額×支給日数×40%』が支給されます。
類似の制度に、介護休暇があります。混同されがちですが、短期での取得や給付金がない等、内容は全く異なります。