無線ナースコールのメリット・デメリットとは?有線との違いと導入前の注意点|平和テクノシステム
介護施設や医療現場では、レイアウト変更のしやすさや工事費用を削減できることから、「無線ナースコール」への関心が高まっています。配線が不要なため、居室の模様替えやベッド位置の変更にも柔軟に対応できるのが魅力です。
一方で、無線ナースコールには見落とされがちな注意点もあります。メリット・デメリットの両方を理解した上で選ぶことが大切です。
今回は、無線ナースコールの特徴を整理しつつ、導入前に確認したいポイントをご紹介します。
有線ナースコールと無線ナースコールの違い
ナースコールには、大きく分けて「有線タイプ」と「無線タイプ」があります。
有線タイプは安定した通信や通話機能に強みがあり、長年多くの施設で導入されてきました。
一方、無線タイプは配線工事にかかる費用を抑えながら柔軟な運用ができるため、施設環境や運用方法に合わせた導入がしやすい特長があります。
有線ナースコール
通信が安定しており、音声による相互通話にも対応しています。その反面、導入時や、設置後のレイアウト変更・増設には配線工事が必要になります。
無線ナースコール
配線が不要で、レイアウト変更や増設に強いのが特徴です。ただし音声通話ができない機種が多く、ナースコール呼び出し時の重要度・緊急度は訪室するまで分かりません。
※ペンダント型、薄型押しボタン、置き型押しボタンは通話はできません。通話の必要のない用途におススメです。
会話ができる無線ナースコール端末「QuickPhone」
無線ナースコールの多くは、呼出しのみで会話ができません。何が起きているかは訪室するまで分からず、対応の優先順位もつけにくくなります。
Yuiコールの無線ナースコール端末「QuickPhone」は、無線でありながら相互通話ができる会話型ナースコールです。呼出し時の状況把握ができるため、適切な見守り対応を実現します。
-
1.相互通話を実現
従来の無線ナースコールは「呼び出しのみ」で通話ができませんでしたが、QuickPhoneは、会話ができる無線ナースコール端末なので、居室からの呼び出しも相互通話で対応することができます。また、通話中にスピーカー側の押しボタンから端末のスピーカー音量を調整することができるので、環境に合わせた聞き取りやすい通話が行えます。
-
2.工事不要で設置や移動が可能
QuickPhoneは無線式のため、居室のレイアウト調整など、端末の移動が必要な場合でも工事の必要がなく、お客様ご自身で簡単に行うことができます。設置や移設にかかる作業負担やコストを大幅に抑え、柔軟に運用することができます。
-
3.呼出すスタッフをボタンごとに設定可能
QuickPhoneは無線式のため、ベッドの位置変更などに伴う端末の移動も工事の必要がなく、お客様ご自身で簡単に行うことができます。設置や移設にかかる手間やコストを大幅に削減できるため、費用を抑えた導入が可能です。
-
4.設置場所を選ばず使用可能
QuickPhoneは、有線(LAN)接続にも対応しています。Wi-Fiが届きにくい不安定な環境でもLAN接続で使用可能。電源確保が難しい場所でもPoE(Power over Ethernet)による給電ができるので、施設の環境に合わせて設置することができます。
-
5.マイクによる確実なコミュニケーション
コード先の握り押しボタンにはマイクを内蔵しています。従来のナースコールでは、本体から離れた位置での発声や声量に依存するケースがありましたが、マイクに口元を近づけて発声することができるので、確実な会話が可能です。QuickPhoneは、発声距離による聞き取りづらさを軽減し、声が小さい方や発声に不安のある方でも安定した音声コミュニケーションを実現します。
まとめ
無線ナースコールは、配線不要でレイアウト変更にも柔軟に対応できる一方、「音声通話ができない」「アンテナ・中継機には配線が必要になることがある」といった見落としがちなデメリットも抱えています。導入の際は、メリットだけでなくこうした注意点もあわせて理解しておくことが大切です。
特に「呼び出した後、訪室するまで状況が分からない」という課題は、現場の対応スピードやスタッフの負担に直結する部分です。無線のレイアウトフリーな利点はそのままに、会話までできる端末を選ぶことで、この課題を解消できます。QuickPhoneのような会話型の無線ナースコールも選択肢に入れながら、自施設の運用に合った見守りシステムを検討してみてはいかがでしょうか。


