徘徊システム

介護施設の徘徊対策を最新のIoT技術+ナースコールシステムで実現|平和テクノシステム

2020年には推定600万人以上に認知症の高齢者が増えると言われています。
認知症の高齢者による徘徊は、介護施設にとって切っても切り離せない問題です。認知症の方は職員の目を盗んで外へ出てしまったり、夜間、窓からそっと外出してしまったりと介護スタッフは常に気を抜けません。しかし職員の数も限られており、入居者一人一人の様子をずっと見ていることは難しいのが現実です。
そこで自由設計のナースコール「Yuiコール」がオススメする対策は、IoTを利用した徘徊対策です。IoT機器が入居者を見守り、徘徊による外出を発見するとすぐに介護スタッフへ知らせてくれます。IoTを利用した徘徊対策とはどのようなシステムか紹介します。

介護スタッフの代わりに入居者の徘徊をチェック!

介護スタッフに代わってシステムが徘徊をチェックするので、業務負担を軽減しながら徘徊対策することができます。

【日中対策】特定入居者の外出を管理

顔認証による徘徊検知システムを玄関に導入。日中玄関を常に注意していなくても、特定の入居者の外出をすぐに知ることができ、介護スタッフの負担を軽減させます。 外部の人がよく来る通用口へは入退室管理システムを設置。指紋認証またはハンディナース、多機能電話機による操作で解錠します。また無理やりドアを開錠しようとした場合、介護スタッフへ通知。すぐに様子を確認しに行けます。

【夜間対策】夜間の外出を管理

人手が少なくなる夜間、見回りによる確認だけでは入居者の徘徊をすぐに発見することができません。そこでセンサーによる徘徊検知を使い、どの場所から出ようとしているのかハンディナースなどのナースコール端末へ通知。すぐに介護スタッフが行動できるようになります。

徘徊対策連携をしたYuiコール・システム図

徘徊対策システムは、センサーシステム、顔認証システム、入退室管理システムを組み合わせたシステムです。それぞれ玄関、通用口、窓に設置し問題が起こると介護スタッフのハンディナースまたは多機能電話機へ通知が行くようになります。また通用口の応答と解錠をハンディナースまたは多機能電話機からおこなえるので、業者などの来客時で効率よく対応できます。

徘徊システム図

高齢者を拘束せずに外出の防止をする安全な介護施設を実現

特定入居者の外出を検知【顔認証システム】

顔認証システムへ特定入居者の顔情報を登録(それぞれ違う角度の顔を登録し高い検知をする)、玄関に設置したカメラへ登録された入居者が通った場合、認証システムが検知。介護スタッフのハンディナースへ通知します。他にも対象者の徘徊回数を収集し、履歴として把握できる機能があります。

顔認証システム

通用口の出入口を管理【入退室管理システム】

入居者が通用口を無理やり開けようとした場合、ハンディナースまたは多機能電話機へ通知。すぐに現場を確認し、入居者へ安全な対応ができます。 他にも来客時、インターホンの応答と開錠操作をハンディナースまたは多機能電話機でおこなえます。このように介護スタッフの操作または指紋認証による解錠操作がないと通用口を開けることができないので、入居者が勝手に出入りすることはありません。

入退室管理システム

窓からの外出を検知【センサーシステム】

入居者が窓を開けると窓に設置したマグネットセンサーが感知。どこの窓が開けられたのかすぐに介護スタッフのハンディナースまたは多機能電話機へ通知が行くので、すばやく対処できます。

窓センサー

介護施設による徘徊の危険性とは

2020年には推定600万人以上の高齢者が認知症になると言われている中、徘徊による死亡事故も増えています。介護施設としても他人事ではなく、認知症の方が知らないうちにいなくなって死亡した場合、監督責任を問われ賠償が発生する可能性もあるのです。徘徊に関しての主な死因や時間帯、賠償責任の事例に関しては下記の記事をお読みください。

認知症による徘徊対策、介護施設にできることってなんだろう?
団塊世代が75歳以上になる2025年。徘徊患者もそれに応じて増えていくと予想されるなか、認知症による徘徊を介護施設で対策しているでしょうか。ここでは徘徊対策を怠った場合の損失や最新のIoT技術による徘徊対策をご紹介します。

まとめ

スタッフへ負担をかけずに徘徊対策を

人手不足による業務負担が問題になっている介護業界。入居者の安全確保を全て介護スタッフに任せることはできません。入居者の安全を確保しつつ、介護スタッフの業務も軽減させるためには施設の改善としてIoT機器などを使用した効率化が必須です。
介護施設として徘徊対策は切っても切り離せない問題だからこそ、しっかりと対策ができる設備投資をし、介護施設に安心・安全と言う名の価値を付加してみませんか。