帯域幅とは│監視・防犯カメラ用語集

帯域幅(●読み : たいいきはば ●スペル : bandwidth)


帯域幅とは、通信などに用いる信号の周波数の範囲のことを示します。
データ通信は搬送に用いる電波や電気・光信号の周波数の範囲が広ければ広いほど転送速度が向上することから、本来は誤用ですが、周波数とは無関係に単に「通信速度」という意味で用いられることも多いです。そのため、データ通信の速度の速い遅いについて「帯域が広い」「帯域が狭い」と言ったように表記します。特にインターネットへの接続に関しては、電話回線やISDN回線など、通信速度が概ね100kbps程度以下の接続環境を「狭帯域」「ナローバンド」と呼び、ADSLやCATVインターネット、光ファイバー、FWAなど高速な接続環境のことを「広帯域」「ブロードバンド」と呼びます。
ネットワークカメラにおいても帯域幅は重要なポイントです。ネットワークの帯域幅とストレージに必要な容量は、ビデオ監視システムを設計する際の重要な検討事項です。カメラの台数、画像の解像度、圧縮フォーマットと圧縮率、フレームレート、被写体の複雑さなど、帯域幅とストレージに影響する要素が多くあります。

帯域幅とストレージの計算は、ネットワークビデオ製品の設定により、ネットワークの帯域幅とストレージに必要な容量が変化します。
特に影響を与える要素は、以下の通りです。

帯域幅とストレージの計算、帯域幅の変化に影響を与える要素のイメージ

必要とされる帯域幅は予測することができます。関連用語としては「エッジストレージ機能」が上げられます。ストレージ機能とは、コンピュータの主要な構成要素の一つで、データを永続的に記憶する装置のことを指します。エッジストレージ機能とは、カメラ内部の記録媒体に直接録画することができる機能のことです。

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