バイタルサインの自動チェックで介護職員の負担を軽減!|平和テクノシステム
介護職員にとって負担が大きい業務のひとつが夜間の巡回ではないでしょうか?
施設によっては1時間に一度、見回りをおこなう場合もあります。これは目の届きにくい夜間の状態を見守りをするためですが、場合によっては入居者にとっても睡眠を妨害されるなどのマイナス効果も出てきてしまいます。
そこで今回提案するシステムが脈拍、呼吸数を自動で計測するバイタル見守りシステムです。まずどのようなシステムなのか見ていきましょう。
バイタルサインで高齢者を見守るナースコール「Yuiコール」
バイタル情報とナースコールの連携で高齢者を見守る「Yuiコール」というシステムがあります。
Yuiコールは、たとえば”脈拍”と”呼吸数”などのバイタルサインを自動で見守ることができます。この二つは、”異常値=命の危険”につながる程重要な数値になり、常に見守ることが大事です。実際にYuiコールがどのようにバイタル情報を見守るのか詳しく説明します。
高齢者のバイタルサインについては下記リンクをご覧ください。
高齢者のバイタルサイン留意点【異常値・正常値表記】
バイタルサインから命の危険をいち早く検知し緊急通報
入居者の脈拍、または呼吸数に異常値が出た際、Yuiコールはナースコールの通知にも使うハンディナース、多機能電話機へ一斉に通報。巡回中の職員や事務室にいる職員へ緊急事態を知らせます。
またYuiコールならハンディナースから直接外部へ緊急の電話を入れることができるので、入居者の状態が緊急を要した時すばやく対処をおこなえます。
施設全体の健康状態を一括管理
Yuiコールは入居者の状態を一括で表示する集中管理システム(Yui見守りステーション)を設置することができるので、夜間それぞれの居室を見回りをせずとも画面上からどのような状態なのかを確認することができます。
その際ベッドにいる、いないも分かるので夜間ベッドにいない入居者へ何をしているのか確認しに行く等の対処も可能。無駄な訪室をなくし、業務負担を軽減することができます。
バイタルデータ履歴の蓄積によるケアプラン作成の補助に
脈拍、呼吸数の計測値は日々蓄積し、数値の変化を一覧で確認することができます。
この数値はCSVファイルとして書き出せるので、ケアプランなどの資料作成に役立てることが可能です。
このようにYuiコールがスタッフに代わり、高齢者のバイタルを見守ってくれるので、今まで頻繁におこなっていた巡回を減らすことができます。そして巡回を減らすことで職員の負担を軽減させるだけでなく、入居者の睡眠をできる限り妨害しないよう配慮もおこなえます。
自動でバイタルチェックをおこなうYuiコールシステム図
入居者のベッドにセンサーを設置することで脈拍、呼吸数を取得。Yui見守りステーションへ常にデータを表示させ、異常な数値を検出した際、Yui見守りステーション、ハンディナース、多機能電話機へ通知します。
バイタルだけじゃない!体動確認で入居者の状態を把握
Yuiコールはフランスベッドとの連携でベッドの中での動きを把握することができます。例えば入居者が隅の方に座っていることを検知させれば、ひとりでベッドから降り行動しようとしていることが分かります。これによりひとりで立とうとする前に居室へ行き入居者の介助をすることができます。
他にも動き出し通知(ベッド上で動き出した時に検知)、起き上がり通知(上体を起こした時に検知)、離床等を通知することができます。
まとめ
職員の負担を軽減するために
介護施設では常に人手不足が深刻な問題であり、少しでも職員の負担を軽減させることが必要になってきています。特に夜勤は業務を効率化させ余裕を持って勤務できるようにしなければ、職員の負担となるだけでなく、介護の品質低下も懸念されます。人の目をサポートするセンサーを活用した自動の見守りシステムで、職員の作業負担を軽減し、職員にも入居者にも安全で安心のある介護を提供してみてはいかがでしょうか。