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部分的な無線化もOK!自由設計のナースコールとは?|平和テクノシステム

無線ナースコールか、有線ナースコール…どちらがいいのかわからない。
有線式ナースコールの方が安心だが、無線式ナースコールは手軽で低コスト、導入後の移動も楽そうだというイメージが有って迷う。…という方も多くいらっしゃると思います。
そこで必要な場所に応じて有線式と無線式を自由に組み合わせることができる自由設計のナースコール「Yuiコール」をおすすめします。

無線ナースコールのメリット・デメリット

無線ナースコールには、メリットとデメリットがあります。メリット・デメリットを把握した上で導入を検討しましょう。

無線ナースコールのメリット

無線ナースコールのメリットとしては、配線工事の削減による工事費の削減や導入後でも自由に配置を変えられるレイアウトフリーな居室づくりがあげられます。

無線ナースコールのデメリット

逆に無線ナースコールのデメリットとしては、多くの無線端末ではに音声通話ができなかったり、電波が届きにくいなど、建物の構造上思ったより工事費が削減できないなどといった点があげられます。

※無線ナースコールのメリット・デメリットを含めた特長について詳しくはこちらの記事をご参照ください。

無線式ナースコールについて徹底解説!~比較表付き~
「配線が要らず、安く導入ができる」そんなイメージがある無線式ナースコールシステム。実際のところ、無線式のナースコールシステムは本当に安いのでしょうか?無線ナースコールの種類や、ほかのメリットやデメリットについても解説しています。

部分的無線ナースコールの導入で解決

無線ナースコールのメリットを活かしつつ、デメリットを解決するにはどうしたらいいか?
それには、無線化したい部分だけを無線化し、それ以外は安定した有線接続にするという方法で解決可能です。
必要な機能を自由に組み合わせできる自由設計のナースコール「Yuiコール」なら、無線と有線のナースコールを組み合わせた「部分的無線ナースコール」としてナースコールシステムが構成できます。

部分的無線ナースコールとは?

自由設計の無線ナースコールとはメイン部分や基本的な部分は有線で配線をし、各部屋に設置する呼び出しボタンや機器の部分を無線化することができるナースコールのことです。

部分的無線ナースコールのメリット

部分的に無線化するメリットは下記の通りです。

無線化したいところにだけ無線化できる

無線ナースコールは会話ができないケースがほとんどです。 そのため、たとえば介護施設で「通常の部屋は会話ができる有線タイプのナースコールにしたいが、要介護度の高い入居者には常に身につけていられるようなワイヤレスナースコールにしたい。」などの細かい要望にお答えできます。

無線ナースコール以外の機器も接続できる

一般的な無線ナースコールでは接続できない電気錠や防犯カメラなどのセキュリティ機器とは、有線で連携することができます。

ハンディナースで呼び出しを受けられる

部分的無線ナースコールは、主要部分にハンディナースが組み込まれたナースコールシステムとなっています。 そのため、ハンディナースで呼び出しを受けることができるので、通常のハンディナース端末の他に、無線ナースコール用の呼び出し端末を持ち歩く必要はありません。

部分的無線ナースコールのシステム

無線押しボタンは居室に設置する呼出しボタンだけでなく、トイレや浴室など水回りでの利用に適した防水型呼出しボタンや、
人感センサー・パッシブセンサーなどの各種センサーも無線タイプがございます。
また、館内放送やインターホンなどとナースコールの連携も可能なので、必要な箇所は有線にしつつ、多様な無線機器によるシステムを組むことができます。

無線式ワイヤレスナースコールのシステム図

無線ナースコールの機器

無線ナースコール機器として使用できる製品は呼び出しボタンと無線センサーがあります。

無線型呼び出しボタンの種類

無線呼び出しボタンも種類が選べます。お風呂場やトイレに配置したい場合は防水タイプ・身につけたいならペンダント型など、配線なしで設置することができます。

無線センサーの種類

見守りや防犯に必要な各種センサーも無線対応の機種が選べます。
押しボタンだけでなくセンサーも無線タイプが選べるので、配線にとらわれず最適な位置に設置が容易におこなえます。

無線ナースコールとの連携で便利になる機器・システム

インターホン・入退室管理

来客対応に必要なインターホン。これは、ハンディナースと連携して会話や解錠操作を行うことができます。
インターホンの応答や解錠操作をハンディナースまたは多機能電話機でおこなうことができるので、業務がスムーズに運びます。

放送設備・館内放送

会話ができない無線式ナースコールでも、居室にある放送設備との連携で通話が可能になります。
また、館内放送設備との連携なら、業務連絡や非常時の案内などもハンディナースからワンタッチで行なえます。

防犯・監視カメラ

施設の安全管理に必要な防犯・監視カメラ。有線・無線の混在ナースコールシステムなら、無線では難しいカメラ連動も可能です。

部分的無線ナースコールをおすすめするケース

ナースコールの部分的な無線化は、以下のような御客様におすすめさせていただいております。

分娩室や処置室などに設置する場合

クリニックでの分娩室や処置室などでは、陣痛の発生・点滴の終了を知らせる必要があります。
こういった部屋に設置する場合、利用者のすぐ近くに置いておけるワイヤレスナースコールは最適です。
在床したまま発報できるので、医師やスタッフをすぐに呼び出すことができます。

障害・既往症がある方の居室の場合

足の悪い方や、心臓病・呼吸器疾患などの発病すると身動きが取れなくなる病気を持つ高齢者がいる居室にはワイヤレスナースコールがおすすめです。実際、足の悪い方がトイレで転んでしまい据え付け型の呼び出しボタンを押すことができず、数時間そのままになったという危険な事故の例もあります。
身につけるタイプのペンダント型のワイヤレスナースコールなら、例えば転んでしまってもその状態で発報できるので安心です。

センサーを使ったナースコールの場合

センサーが検知したら発報するナースコールの場合、利用者の状態に合わせて検知エリアの範囲調整のために設置位置を調整することも多いと思います。
そういった場合に配線がない無線センサーならば細かい調整も融通が聞くのでおすすめです。

既存ナースコールからの増築の場合

例えば現在使っている施設とナースコールはそのままに、新しく増築した居室にナースコールを増やしたいという場合には無線ナースコールがおすすめです。
配線工事が多くなると、どうしても工事の音が発生します。現在の利用者に快適に過ごしてもらうために、工事が少なくて済む無線ナースコールも有効です。

まとめ

ナースコールの無線化の要望は自由設計で解決!

呼び出し部分の無線化は、レイアウトフリーな施設づくりにとって外せないものとなっています。
ナースコールの全てを無線化するのでは、ハンディナースや他の必要な機器との連携も難しくなり、かえって効率的な施設づくりの妨げとなる場合もあります。
弊社なら、自由設計のナースコールにより御客様の状況を踏まえながら最適な無線ナースコールのご提案が可能です。
無線ナースコールでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。