広角(レンズ)とは│監視・防犯カメラ用語集

広角(レンズ)(●読み : こうかく ●スペル : wide angle)

広角とはどういう状態?

広角とは、カメラで撮影する際に「実際に写る範囲=画角」が広い状態のことです。
カメラのレンズ中央部分からレンズが像を結ぶ焦点距離までが短ければ短いほど、画角は広くなり広角になります。レンズを選んで装着するタイプのカメラではある程度画角を調整することが可能なため、レンズを広角側に合わせれば広い範囲を撮影することができます。

防犯カメラにおける広角レンズとは?

防犯カメラにおいても、画角(撮影する範囲)が広い「広角タイプ」の製品がございます。
一般的なカメラと同様に、被写体が撮影したい範囲にきちんと収まる事は重要です。そのため、防犯カメラ選びにおいて画角は重要な製品の判断基準となります。防犯カメラの画角は製品毎にそれぞれ異なり、画角が30°程度の製品から100°を超える広角な製品まで多種多様です。

▼垂直画角と水平画角について

防犯カメラの垂直画角と水平画角のイメージ

上図のように、防犯カメラの画角には「垂直画角」と「水平画角」があります。垂直画角はフレームの上辺から下辺までの画角を指し、水平画角はフレームの左端から右端までの画角を示します。
レンズの画角として一般的に25°から50°は標準レンズとして扱われ、60°から100°のレンズは広角レンズとして扱われます。それ以上の画角を持つレンズは超広角モデルとなり、近年多くのメーカーから登場している360°撮影防犯カメラ(全方位カメラ)などがこれに当てはまります。

防犯カメラの画角と被写体位置(映り方)の関係

「撮影位置によって撮影可能な画角範囲が異なります」のイメージ

防犯カメラの撮影で被写体が映る範囲は、防犯カメラからの画角と被写体までの距離で決まります。
特定の画角で撮影した、上図のように映る範囲が変化します。映る被写体の全体像を把握したいのか?人相を把握したいのか?など、該当の防犯カメラを利用する目的に合わせて、防犯カメラの画角を選ぶ必要があります。

関連用語として、「焦点距離」「ズームレンズ」「ブラインド領域(死角)」が上げられます。
防犯カメラの機能や形状の詳細に関しましては、ネットワークカメラの仕組み(形状・機能)に記載されています。ぜひご参照ください。

※特に記載がない価格表示については、事業者向けに税抜価格で表示しております。