監視カメラ・防犯カメラの録画時間(保存日数)について

録画が可能な時間はどのくらい?日数は何日くらい連続で保存できるの?

カメラと録画機器と時間のイメージ

監視・防犯用途、業務管理用途、見守り用途など、カメラの利用には様々な用途があります。しかし、どの用途であれ撮影した映像を「録画記録」しておくケースがほとんどかと思います。
監視カメラ・防犯カメラの映像を録画をする上で気をつけたいのは、録画ができる時間(保存日数)です。録画媒体の容量が同じでも、カメラを使用する条件が違うと録画できる時間も異なります。どういったことで録画可能時間は変化するのでしょうか?詳しく見ていきましょう。


録画できる時間(保存日数)の違い

録画できる時間(保存日数)は、まず大前提として製品が元々持っているHDD(ハードディスク)の容量に依存します。そして容量の要素に加えて、「録画の条件」や「録画の設定」などによっても変化します。
録画時間(保存日数)に影響する部分を分けると、以下の4つに分類されます。

  • 接続されるカメラの台数
  • 画質(解像度)
  • 動画圧縮方式
  • フレームレート(秒あたりのコマ数)

これらの違いによって、同じ容量の録画機器でも数時間~数ヶ月の録画可能期間の差が生まれます。

カメラの接続台数と録画時間の関係

カメラ接続台数と録画可能領域のイメージ
接続するカメラの台数が多くなるほど「全容量を台数で分けることになる=1台あたりの録画可能領域は減る」状態になります。当然ですが、カメラの台数が多いと録画できる日数(時間)が減るのです。
録画機器のHDD容量は決まっていますので、このことを事前に踏まえて機器を選ぶ必要があります。

画質(画素数・解像度)と録画時間の関係

解像度サイズと画素数による対応表
一般的には、高画質な映像で録画するには「画素数が高い」方がいいとされています。しかし画素数が高くなるとその分、解像度も高くなります。解像度は画像のサイズなので、画像が大きくなれば必要な容量も大きくなります。画質がいい(画素数・解像度が大きい)ほど、録画できる時間が通常は短くなります。
同じハードディスク容量のデジタルレコーダーでも、画質によって録画記録できる時間が変化するということを把握しておきましょう。

動画圧縮方式と録画時間の関係性

圧縮方式による録画可能時間の比較表
監視カメラ・防犯カメラの映像圧縮には、ブルーレイやYoutube等においても使用されている最新の圧縮技術『H.264』がおすすめです。
例えばMJPEG・JPEG2000は静止画の圧縮方式なので、高画質ですが圧縮効率は悪いです。また、MPEG4はハイビジョン以上の高品質・高圧縮を実現していますが、使用容量削減にはもう一歩足りない。
長時間記録ができる上に録画画質を向上した『H.264』なら、圧縮効率に対しての画質が優れており他の映像機器との汎用性も備えています。カメラ映像の圧縮方式としては、H.264が最も推奨されていると覚えておきましょう。

フレームレートと録画時間の関係性

1秒あたりのコマ数(フレームレート)イメージ
フレームレートとは、監視カメラ・防犯カメラが1秒間に出力できる「画像枚数」のことを表しています。単位はfpsで最大が30fpsとなり、30fpsではテレビのようなスムーズな動画となります。
人間の視野に入ってくるコマ送り映像も、秒間5コマ以上が動画と呼べるレベルと言われています。あまりにレートを下げすぎると静止画となり、肝心な所が写っていない状態になってしまうことも。しかしレートの数値が大きいほど録画領域を圧迫してしまうので、バランスに注意が必要です。

参考:録画可能時間(保存日数)はこのくらい!

下記のように「この録画仕様(容量・条件・設定)で監視カメラ・防犯カメラの映像記録をしたい」という前提を元に、「録画を保存しておきたい期間」を考えると、御客様の「録画機に必要な容量」がわかります。


実際の録画想定に当てはめてみると?データ量は、実際のHDD容量とは違うので導入する前に使ってみたらどうなのかは仕様を見てもわかりません。メーカーによって差もあるので、容量だけ見て購入すると思っていたような記録ができないことも・・・録画機の導入は、専門家に相談すれば安心です。問合せはこちら
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