平和テクノシステムは安心できるサービスの提供のため、電話・通信・ネットワークに関する技術スキルの強化に力を入れています。
今回、平成20年度第2回 工事担任者試験において、当社技術者が新たに「工事担任者資格のAI・DD総合種(国家資格)」を取得し、資格取得者が合計5名となりましたのでご報告します。
工事担任者資格とは、「電気通信回線設備」に「端末設備」、または「自営電気通信設備」の接続工事を行い、監督する者の国家資格です。
通信の民営化に伴い、NTT以外の事業者でも工事が行えるようこの資格制度が設けられ、アナログ回線用(AI)に3種、デジタル回線用(DD)に3種の合計6種類があります。さらに、そのすべてを統括した最上位の資格が「AI・DD総合種」となります。
今後も、通信工事という責任ある仕事を担うため、全技術者のスキルアップをめざしてまいりますのでよろしくお願いします。
1.AI種について
AI種は、アナログ電話回線及びISDNに端末設備等を接続するための工事を対象としており、各資格の種類と対象となる工事の範囲は、次のとおり。
AI第1種 | AI種のすべての工事。 |
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AI第2種 | 端末設備等に収容される回線数が、以下の範囲に限られるAI種の工事。 ・アナログ電話回線の場合は、外線(電気通信回線)が50回線以下かつ内線が200回線以下 ・ISDNの場合は、64キロビット/秒換算で50回線以下(例えば、ISDN1次群速度インタフェースなら1~2回線) |
AI第3種 | 端末設備に収容される回線数が、以下の範囲に限られるAI種の工事。 ・アナログ電話回線の場合は、1回線 ・ISDNの場合は、基本インタフェース1回線(64キロビット/秒換算で2回線相当) |
2.DD種について
DD種は、ブロードバンドインターネットやIPネットワークなどのデジタル回線(ただしISDNを除く)に端末設備等を接続するための工事を対象としており、各資格の種類と対象となる工事の範囲は、次のとおり。
DD第1種 | DD種のすべての工事。 |
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DD第2種 | 接続点における信号の入出力速度が、100メガビット/秒以下に限られるDD種の工事。 |
DD第3種 | 接続点における信号の入出力速度が、100メガビット/秒以下に限られ、かつ主としてインターネット接続 のための回線に限るDD種の工事。 |
最終更新日:平成20年12月22日