『スプリアス規格の改正』に伴い、御客様がお使いの構内PHSが2022年11月30日以降使用できなくなる可能性があります。製造・導入から時間経っている古い機種は、注意が必要です。
☑『スプリアス規格の改正』概要
スプリアスとは、無線設備から発射される電波のうち、本来必要とされる所定の周波数を外れた不必要な電波のことを指しており、電波法によりその強度が規定されています。
今回の『スプリアス規格の改正』は、不必要な電波(不要電波)をできる限り低減させることで、電波利用環境の維持/向上および電波利用の推進を図ることを目的としています。
この改正により、新規格に対応していない構内PHS含む無線機器は、2022年11月30日以降使用できなくなります。
☑スプリアス規格の確認方法
自社で使用している機種が新規格に対応しているかどうか、調べる必要があります。
総務省内下記ホームページで「型式又は名称」を入力すれば調べることができますので、ご確認ください。
◆総務省「電波利用」ホームページ: 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(別窓)
ご確認後ご使用中の機種が「新規定」だった場合、特に問題はありません。
しかし、もし使っている機種が「旧規定」の場合は、2022年に使用できなくなるので今後入れ替えが必要となります。
お困りの場合は、弊社までご連絡いただければ入れ替えなどのご相談に乗ることが可能です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
☑【補足】構内PHSと公衆PHSサービスについて
今回の「構内PHSの規格改正」と、「公衆PHSサービス終了」は別物です。
日本国内でPHSを扱う各社は、2020年7月末に公衆PHSサービスの提供を終了します。「2020年7月末にPHSが使えなくなるため、入れ替えなければいけない?」「病院、介護施設で使っているPHSは全て使えなくなる?」という認識をされて不安になっている方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。
使えなくなるのは「公衆PHSサービス」と「旧規格の構内PHS」であって、「新規格に対応している構内PHS」であれば、2022年以降も継続してご利用が可能です。